- ルネサンス音楽
ヨハンネス・オケゲム
(Joannes Ockeghem、1410?-1497)
〜フランドル楽派の基礎的存在
参考:ウィキペディア「ヨハネス・オケゲム」
『ミサ・エッチェ・アンチラ・ドミニ』
邦訳:ミサ曲「われは主のはしためなり」
原題:Missa ecce ancilla domini/Pro Cantione Antiqua/Collegium Aureum
出版元:harmonia mundi
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ヨハンネス・オケゲム ≪ミサ・エッチェ・アンチラ・ドミニ≫の項
「十五・十六世紀ルネサンス音楽のリーダーシップをとっていたのは、フランドル地方(今日の南ベルギーおよび北フランス)出身の
一群の音楽家たちでした。この点が、美術のルネサンスと大きく相違するところでして、音楽のルネサンスはアルプスの北のフランドル楽派の
音楽家によってリードされていたわけです。多数の大作曲家のなかでも、十五世紀後半に現れて、フランドル楽派の基礎をさだめ、
その独特のポリフォニー技法の開拓に貢献したヨハンネス・オケゲムが重要です。(中略)
各パートは、それぞれ独自の旋律を紡ぎ出して、無限に流動していきます。
しかも、そこに作りあげられていくハーモニーの充実も聞きのがせません。
つまり、縦、横ともに密度のこい緻密な音楽を作り上げてゆく。
—&mdashそれこそフランドル音楽の特徴であり、またオケゲムその人の特徴でもあったのです。」
ジョスカン・デ・プレ
(Josquin Des presz、1440?-1521)
〜フランドル楽派の重要な存在
参考:ウィキペディア「ジョスカン・デ・プレ」
『モテトゥスと世俗シャンソン集』
原題:Motets et Chansons・THE HILLIARD ENSEMBLE
お勧めの1曲「アベマリア」(Ave Maria)
『ミサ・バンジェ・リングァ』※在庫確認中
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ジョスカン・デ・プレ ≪ミサ・パンジェ・リングァ≫の項
「ジョスカン・デ・プレは、先輩オケゲムの後をうけて、十五世紀末から十六世紀の初頭にかけて活躍した、フランドル楽派の
代表的な作曲家です。あのレオナルド・ダ・ヴィンチとほぼ同時代に活躍していますが、レオナルドが美術の上で果たした仕事を、
ジョスカンは、音楽の上で果たしたと評価してよろしいでしょう。」
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ
(Giovanni Pierluigi da Palestrina、1525?-1594)
〜イタリアのルネサンス音楽家“教会音楽の父”
参考:ウィキペディア「ジョバンニ・ダ・パレストリーナ」
『教皇マルチェルスのミサ』
原題:MISSA PAPAE MARCELLI 8 MOTETTEN
出版元:ARCHIV
『アッレグリ:ミゼレレ』
原題:ALLEGRI MISERERE
A面:1. ALLEGRI: MISERERE 2. MUNDY: VOX PATRIS CAELESTIS
B面:PALESTRINA: MISSA PAPAE MARCELLI(教皇マルチェルスのミサ)

- バロック音楽
クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ
(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi、1567-1643)
〜バロックオペラの基礎を確立
参考:ウィキペディア「クラウディオ・モンテヴェルディ」
『アリアンナ』 〜「L'Arianna SV291」のうち唯一現存する
原題:Lamento d'Arianna
邦訳:アリアンナの嘆き
出版元:harmonia mundi
『オルフェオ』 〜「L'Orfeo SV318」より
原題:L'ORFEO
出版元:TELEFUNKEN
『聖母マリアのための晩課』(『聖母マリアの夕べの祈り』とも)
原題:VESPRO DELLA BEATA VERGINE
出版元:ERATO
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
クラウディオ・モンテヴェルディ ≪愛する女の墓にながす恋人の涙≫の項
「モンテヴェルディは、ルネサンス音楽からバロック音楽への移り変りの時点にたつ、イタリアの作曲家です。(中略)
その創作は、ルネサンスふうのマドリガーレが出発点になっていますが、そのなかに言葉と音楽との一致を求めれば求めるほど、
本来ポリフォニーの原理に立つマドリガーレは劇的な「語り」の音楽に変容せざるをえなくなりました。(中略)
彼は生前八巻のマドリガーレ曲集を出版していますが、そこにはルネサンスからバロックへの音楽の移り変りの様相が端的に
しめされていて、たいへん興味ぶかいものがあります。」
「バロック音楽」(皆川達夫氏・著)より引用
「1607年にはマントヴァの町で、クラウディオ・モンテヴェルディ作曲のオペラ<オルフェオ>が初演され、
オペラという楽種の確立に決定的な貢献をはたした。
その後のバロック期の音楽は、この二つの柱−器楽音楽と劇音楽とを中心に展開してゆくことになった。(中略)
その宮廷オペラふうの構成にもかかわらず、モンテヴェルディの音楽の強い説得力には、ただただ驚嘆するほかなかった。
極言すれば、劇音楽として必要な手法は、すべてここに備えられていると評しうる。」
ハインリヒ・シュッツ
(Heinrich Schütz、1585-1672)
〜ドイツのプロテスタント音楽の先駆者
参考:ウィキペディア「ハイリヒ・シュッツ」
『マタイ受難曲 SWV 479』
原題:MATTHAUS PASSION
出版元:EMI(TELDIC)
『クリスマス・オラトリオ』
原題:Christmas Story
収録曲:
A面 聖譚曲『Historia der freudenreichen Geburt Jesu Christi SWV 435a』
(イエス・キリストの喜ばしき降誕の物語)
B面 『Magnificat anima mea Dominum SWV 468』(マニフィカート)
出版元:ORFEO
『ムジカーリッシュ・エクゼクヴィーエン』
原題:Musikalische Exequien SWV 279-281
『ムジカーリッシュ・エクゼクヴィーエン 詩編136』
原題:Musikalische Exequien Psalm 136
出版元:EMI(TELDIC)
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ハインリヒ・シュッツ ≪クリスマス・オラトリオ≫の項
「<クリスマス・オラトリオ>では、その名前のとおり、キリスト降誕のありさまが聖書の言葉によって歌われています。
宗教音楽とはいえ、なにかクリスマス・カードを一枚一枚音楽つきでめくっていくような、そんな楽しさにみちた作品です。
宗教音楽が退屈なもの、むずかしいものと思い込んでいらっしゃる方には、ぜひいちどこのシュッツの曲をお聴きいただきたい。
宗教音楽がいかに人間的な、人間の生きることの根源にせまった音楽であるかということを認識していただきたいものと思います。」
ハインリヒ・シュッツ ≪ムジカーリッシュ・エクゼクヴィーエン≫の項
「<エクゼクヴィーエン>とは<お葬式>ということです。それに<ムジカーリッシェ>、つまり<音楽による・・・>という
形容詞がつきますから、<葬儀用音楽>ということになります。(中略)
しばしばシュッツの強くきびしい音楽を恐ろしく、近づきにくいように感じることがありますが、それでいて聞き終わった時の
感動のふかさはまたたとえようもありません。本当に不思議な音楽だと思います。」
ジャコモ・カリッシミ
(Giacomo Carissimi、1605-1674)
〜最初のオラトリオ作曲家
参考:ウィキペディア「ジャコモ・カリッシミ」
『JEPHTE ET TROIS MOTETS』
邦題:イェフタ
収録曲:
A面:JEPHTE
B面:MOTET “O QUAM PULCHRA ES”
MOTET “O VULNERA DOLORIS”
MOTET “SALVE, SALVE, PURLLULE”
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ジャコモ・カリッシミ ≪イエフタ≫の項
「<イエフタ>は、旧約聖書に登場するユダヤの武将イエフタの物語です。「大勝利を与えて下されば、自分が家に帰りついた時、
最初に迎える者を犠牲としてささげます」と誓って、神の守りによって勝利をおさめます。ところが運命のいたずらというのでしょうか、
彼がわが家にたどり着いたときに、父親を迎えにおどりでてきたのは、最愛の娘であったのです。
神との約束によって、やむなく娘を犠牲としてささげることになったイエフタの嘆き、娘の悲しみ、——こうした悲劇的な物語が、
一場のドラマとして、歌われていきます。とくに、最後の娘の死をいたむ人々のコーラスは、名作として知られているものです。」
「バロック音楽」(皆川達夫氏・著)より引用
「カリッシミのオラトリオは旧約聖書からとられ、テノール独唱による説明役を中心に、それぞれの役柄をラテン語で歌ってゆく。
ここではもはや一切の劇的演出は加えられず、いわゆる演奏会形式で歌われるため、かえって音楽の訴えは直接的で強烈なのである。
(中略)
劇の掉尾をかざる嘆きの合唱はまさに圧巻であって、不協和音を何回も何回も積みかさねてゆく単純な構成にもかかわらず、
ふしぎな迫力をもって聞く者にせまってくる。そこに用いられている音がすくなく、単純であるだけに、説得力はなお強まるのである。」
※「掉尾」(ちょうび)・・・最後になって勢いが盛んになること。
ジャン=バティスト・リュリ
(Jean-Baptiste [de] Lully、1632-1687)
〜イタリア出身のフランス・バロック・オペラ作曲家
参考:ウィキペディア「ジャン=バティスト・リュリ」
『Grands Motets・Dies Irae .Miserere』
収録曲:
「怒りの日」(「Dies Irae」、ディエス・イレ)
「われを憐れみたまえ」(「Miserere」、ミゼレーレ)
出版元:harmonia mundi
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ジャン・バティスト・リュリ ≪アルミード≫の項
「ジャン・バティスト・リュリは、イタリアに生まれ、フランスで活躍した音楽家です。(中略)
持ちまえの楽才および人をそらさぬ社交の才能を発揮して、たちまちのうちに太陽王ルイ十四世の愛顧を
受けるようになりました。(中略)イタリア人でありながら、フランス・バロック・オペラの基礎を築きあげる
ことにもなったのです。
そのような重要な作曲家であるにもかかわらず、レコード・カタログに収められたレコードの数は
きわめて限られています。それは、(中略)バロック・オペラを現代に再生することがほとんど不可能にちかい
ということの証しにほかなりません。(中略)
当時のオペラ界に君臨していた
カストラート歌手の音色をどう現代によみがえさせるか——解決不可能のいくつもの課題を何とかして
解決しない限り、バロック・オペラをわたくしたちが正当に評価するということはありえないのです。」
「バロック音楽」(皆川達夫氏・著)より引用
「リュリの死後45年にあるフランスの音楽愛好家は「リュリがまだ生きていて、大きな声で、(中略)楽譜に記しえないような指示を
与えていたころに、リュリのオペラを見たことのある人びとは、あのころのような表現は、もう今日では見られなくなったと感じることで
あろう」と記している。
18世紀の初頭には、すでにリュリ演奏の伝統は失われかけていたのである。この20世紀にリュリの音楽が忘却の彼方に追いやられてしまった
ことは、それなりの理由はあるわけだが、しかし近代フランス音楽の基礎を確定したリュリの功績までを無視することはできない。」
アルカンジェロ・コレルリ
(Arcangelo Corelli、1653-1713)
〜バイオリン主体の合奏音楽の作曲家
参考:ウィキペディア「アルカンジェロ・コレルリ」
『Festliche Barockmusik』
収録曲:「クリスマス・コンチェルト」
(合奏協奏曲 作品6 第8番 ト短調 "Fatto per La notte di Natale")
出版元:DECCA
『合奏協奏曲集 Op.6』
原題:12 CONCERTI GROSSI OP.6
収録曲:
合奏協奏曲 作品6 第1番 ニ長調
合奏協奏曲 作品6 第2番 ヘ長調
合奏協奏曲 作品6 第3番 ハ短調
合奏協奏曲 作品6 第4番 ニ長調
合奏協奏曲 作品6 第5番 変ロ長調
合奏協奏曲 作品6 第6番 ヘ長調
合奏協奏曲 作品6 第7番 ニ長調
合奏協奏曲 作品6 第8番 ト短調
「クリスマス・コンチェルト(fetto per la notte di Natale)」
合奏協奏曲 作品6 第9番 ヘ長調
合奏協奏曲 作品6 第10番 ハ長調
合奏協奏曲 作品6 第11番 変ロ長調
合奏協奏曲 作品6 第12番 ヘ長調
演奏者:I MUSICI(イムジチ)
出版元:PHILIPS
『12 CONCERTI GROSSI OP.6』
収録曲:
「ラ・フォリア」(原題:「Variationen über »La Follia« op.5, Nr.12」)
「Sonate in F-dur」(邦題不明)
ほか
演奏者:
Frans Brüggen(バロックフルート)
Anner Bylsma(チェロ)
Gustav Leonhardt(チェンバロ、オルガン)
出版元:PHILIPS

『ヴァイオリン・ソナタ集Ⅱ』
収録曲:
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第4番 ヘ長調」
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第10番 ヘ長調」
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第5番 ト短調」
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第11番 ホ長調」
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第6番 イ長調」
「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第12番 ニ短調 <ラ・フォリア>」
演奏者:
エドゥアルト・メルクス(ヴァイオリン)
〔通奏低音〕
ユゲット・ドレフュス(チェンバロ、オルガン)
ガロ・アトマカヤン(チェロ)
出版元:ARCHIV
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
アルカンジェロ・コレルリ ≪クリスマス・コンチェルト≫の項
「アルカンジェロ・コレルリは、十八世紀前半のヴァイオリン音楽の展開に、重要な貢献をはたした
イタリアの作曲家です。(中略)徹底した厳選主義をとり、どの作品も緻密で均斉ある姿をみせています。(中略)
その気品ある、格調高い音楽の訴えもまたコレルリ独自のものです。(中略)
作品六の合奏協奏曲(死後一七十四年出版)は、少数の独奏者と大きな合奏グループとの対比という、
バロック的構成原理によって、作り上げられています。(中略)
曲集中とくに有名なものは第八番で、(中略)まさに牧歌的なクリスマスの気分にみちた佳曲です。」
アルカンジェロ・コレルリ ≪ラ・フォリア≫の項
「“ラ・フォリア”とは、スペイン由来の低音旋律で、ヴァイオリンが技巧的なパッセージをもって、
次々に新しい上声部を付加してゆく曲種です。この作品にもられた技巧性は、十八世紀のヴァイオリン楽派の
繁栄を反映するものがあり、しかもコレルリ特有の格調の高さも蔵しています。ヴァイオリン独奏曲のなかでも、
とくに記憶されるべき名曲として、ぜひとも一度は聞いておきたいものです。」
「バロック音楽」(皆川達夫氏・著)より引用
「いずれの場合にしても、構成の重点は、小合奏と全合奏との対比にかかっており、
小合奏がとくに際立った超人的な演奏技巧を要求されるようなことはない。
また主題も、小合奏と全合奏に均等に配分され、一方の奏した主題を一方がエコー的に応えたり、
反復したりする形が用いられている。
(中略)
モーツァルトやベートーヴェンの場合とはちがってヴァイオリン奏者とチェロ奏者そして
鍵盤奏者の3人で奏される
」
ミシェル=リシャール・ドゥラランド
(Michel-Richard Delalande、1657-1726)
〜フランス・バロック音楽の作曲家で、フランス宮廷オルガニスト
参考:ウィキペディア「ミシェル=リシャール・ドラランド」
『rééditions』
収録曲:
「HYMNE «Sacris Solemniis»」(M.R.Delalande)
「GRAND MOTET «Nolite me considerare»」(Pierre Robert)
「TE DEUM」(Eustache du Caurroy)
出版元:ERATO
ウィキペディア「ミシェル=リシャール・ドラランド」の項より引用
「ミシェル=リシャール・ドラランドはフランス・バロック音楽の作曲家で、フランス宮廷オルガニスト。ジャン=バティスト・リュリやフランソワ・クープランと同時代に、太陽王の宮廷音楽家として活躍。ルイ14世の王女の音楽教師を務め、1714年から没年まで王室礼拝堂の楽長を務めた。」
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ
(Giovanni Battista Viotti、1755-1824)
〜近代バイオリン奏法の父
参考:ウィキペディア「ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ」
『ヴァイオリン協奏曲第22番』(Concherto No.22)
収録曲:
「ヴァイオリン協奏曲第22番(バイオリン、オーケストラ)」
「ヴァイオリン協奏曲第22番(ピアノ、バイオリン、弦楽合奏団)
出版元:turnabout
ウィキペディア「ヴァイオリン協奏曲第22番 (ヴィオッティ)」の項より引用:
「ブラームスやヨアヒムはこの曲の賛美者である。
ブラームス自身はベートーヴェンのコンチェルトよりもこの曲を好み、
ヨアヒムのヴァイオリンと彼のピアノで何回も合奏を楽しんでは、その度に感激していたという。
またベートーヴェンもヴィオッティの作品はよく知っており、影響を受けたといわれている。

ヘンリー・パーセル
(Henry Purcell、1659-1695)
〜イギリスを代表するバロック音楽家
参考:ウィキペディア「ヘンリー・パーセル」
『Ode à Sainte Cécile』
収録曲:
聖セシリアの祝日のためのオード
「めでたし!輝かしきセシリアよ(Hail, bright Cecilia!)」Z.328(1692)
※カウンター・テナー:Alfred Deller
出版元:harmonia mundi
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ヘンリー・パーセル ≪ダイドーとイーニアス≫の項
「十七世紀前半のイギリスは、クロンウェルの共和制によって芸術活動を抑制する政策がとられたため、音楽の不振をきたしていました。
しかしその後の王政復古に入って、フランスやイタリアの音楽を積極的に取り入れようとした結果、イギリスバロック音楽がゆたかに
展開することになったのです。
その代表的な音楽家は、わずか三十六歳で夭逝したヘンリー・パーセルでした。彼は、鍵盤楽器のための音楽、弦楽合奏曲、あらゆる分野で
すぐれた作品を残していますが、劇のための付帯音楽、とりわけオペラ(中略)において後世に名を残す仕事をはたしました。」
アンドレ・カンプラ
(André Campra、1660-1744)
〜フランス後期バロック音楽の宗教曲と歌劇を代表する作曲家
参考:ウィキペディア「アンドレ・カンプラ」
『死者のためのミサ曲 Requiem』
原題:MESSE DES MORTS (Requiem)
出版元:ERATO
『Nativitas Domini Nostri Jesu Christi』(B面)
収録曲:Nativitas Domini Nostri Jesu Christi
出版元:schwann MUSICA MUNDI
ウィキペディア「アンドレ・カンプラ」の項より引用
「アンドレ・カンプラはフランスの作曲家・指揮者・聖職者。
ジャン=バティスト・リュリとジャン=フィリップ・ラモーの中間世代にあたる。
フランス後期バロック音楽の宗教曲と歌劇を代表する作曲家として名高い。
とりわけ《死者のためのミサ曲》は、ジャン・ジルの作品と並び立つ存在である。」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ
(Marc-Antoine Charpentier、1643-1704)
〜フランス盛期バロック音楽を代表する作曲家
参考:ウィキペディア「マルカントワーヌ・シャルパンティエ」
『テ・デウム』
原題:TE DEVM
出版元:ERATO
『聖母被昇天ミサ曲』
原題:Missa Assumpta est Maria
出版元:ERATO
『降誕祭前夜のミサ曲(真夜中のミサ曲)』(A面)
原題:Messe de Minuit pour Noël
出版元:schwann MUSICA MUNDI
『4つのヴィオールのためのコンセール』
原題:Concert pour quatre parties de violes
出版元:MUSICA MUNDI
『MEISTERWERKE DES FRANZÖSISCHEN BAROCK』
収録曲:4つのヴィオールのためのコンセール
(Concert pour quatre parties de violes)
出版元:MUSICA MUNDI
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
マルカントワーヌ・シャルパンティエ ≪真夜中のミサ≫の項
「シャルパンティエという作曲家は、はじめ画家を志してイタリアに留学したのですが、カリッシミのオラトリオを聞いて
感動のあまり画家になることをやめ、音楽家になってしまった人です。ややもすればせまい通人のための音楽に傾きがちの
ルイ王朝のフランス音楽作品のなかで、シャルパンティエの作品だけがひろい聴衆にむかって開かれた方向をしめすのも、
シャルパンティエその人の生き方と関係があるのかもしれません。」

カルミナ・ブラーナ
(Carmina Burana、19世紀始め頃〜)
〜ドイツ南部のバイエルン州で発見された詩歌集
参考:ウィキペディア「カルミナ・ブラーナ」
『カルミナ・ブラーナ』
原題:『ORFF: CARMINA BURANA』
収録曲:
FORTUNA IMPERATRIX MUNDI (FORTUNE, EMPRESS OF THE WORLD)
Ⅰ PRIMO VERE (IN SPRINGTIME)
Ⅱ IN TABERNA (IN THE TAVERN)
Ⅲ COUR D'AMOUR (THE COURT OF LOVE)
指揮者:LEOPOLD STOKOWSKI
出版元:FULL DIMENSIONAL SOUND
『CARMINA BURANA volume1 VERSION ORIGINALE & INTEGRALE』
収録曲:
CARMINA GULATORUM ET POTATORUM
CARMINA AMORIS INFELICIS
指揮者:RENÉ CLEMENGIC
出版元:harmonia mundi
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
「十一世紀のころから十三世紀ごろにかけて、ヨーロッパには(中略)就職にあぶれて、世をすね、反体制的な心情を
もつにいたったインテリたち(中略)がラテン語によって愛や酒や教会批判やらをうたった歌曲は、今日<カルミナ・ブラーナ>
という名前の歌曲集で残されています。(中略)
そこには、既成道徳や宗教に律されない生々とした人間感情がみられ、二十世紀人の心情にも通じる何ものかが聞きとられます。
やや取りすましたトルヴェールやミンネゼンガー歌曲とはちがった、より赤裸々の人間像というわけですね。」
フランソワ・クープラン
(François Couperin、1668-1733)
〜バッハと並ぶ教会オルガンとチェンバロの名手、いわばフランスのバッハ
参考:ウィキペディア「フランソワ・クープラン」
『LA REINE DES COEURS』
収録曲:
第8組曲 <9曲収録>
ロンド
パッサカリア
ほか
第14組曲 <7曲収録>
恋のうぐいす
キタイロンの鐘
ほか
第21組曲 <5曲収録>
出版元:argo
『MASTER WORKS FOR ORGAN VOLUME4』
収録曲:
[François Couperin]
修道院のためのミサ曲(MESSE POUR LES CONVENTS)
[Louis Couperin](F.Couperinのおじ)
ALLEMANDE in G minor
SARABANDE en canon in D minor
CHACONNE in G minor
出版元:nonesuch
『クープラン作品集』
収録曲:
リュリ賛歌
コレルリ賛歌
趣味の合奏曲 第10番「ラッパ」
指揮:ルイ・オーリアコンブ(Louis Auriacombe)
演奏:トゥールーズ室内管弦楽団(Orchestre de Chambre de Toulouse)
出版元:EMI
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
フランソワ・クープラン ≪教区教会のためのオルガン・ミサ≫の項
「フランスのクープラン家は、バッハ家と同様、代々すぐれた音楽家を生みだしてきたことで有名な家柄です。(中略)
フランソワがオルガンのために作曲した作品では、二曲のオルガンのためのミサ(教区教会のためのミサ曲、修道院のためのミサ曲)
が重要です。いずれも、カトリックのミサ典礼をオルガンによって華々しく装おうという意図から作曲されていますが、
その音色感、透明な構成などの点でドイツ・オルガン音楽とはひと味ちがったものをしめしているのです。」
フランソワ・クープラン ≪恋のうぐいす(クラブサン曲集より)≫の項
「太陽王ルイ十四世はフランソワ・クープランの楽才をみとめ、わずか二十五歳の彼を宮廷礼拝堂つきオルガン奏者に任命しています。(中略)
「ヴェルサイユのバラ」ではありませんが、王朝趣味の局地にクープランの音楽作品があるわけです。(中略)
<恋のうぐいす>は、(中略)恋人をよび求める夜鶯の声が、はなやかな装飾音のなかに、やるせなく歌われていきます。」
HP作成者注:クラブサンとは、フランスでのチェンバロの呼び名。英語ではハープシコード。

ジーン・ジル
(Jean Gilles、1668-1705)
参考:ウィキペディア「Jean Gilles (composer)」(英語版) ※翻訳版
『Messe des morts (Requiem)』
指揮:Philippe Herreweghe
出版元:ARCHIV PRODUKTION
ジャン=フィリップ・ラモー
(Jean-Philippe Rameau、1683-1764)
〜リュリ以後の王朝期フランス音楽を代表する最大の作曲家
参考:ウィキペディア「ジャン=フィリップ・ラモー」
『コンセール・クラヴサン小品集』
収録曲:
コンセールによるクラヴサン曲集第1組曲(Premier concert)より
クリカン(La Coulicam)
リヴリ(La Livri)
ヴェジネ(Le Vezinet)
コンセールによるクラヴサン曲集第4組曲(Quatrième concert)より
パントマイム(パントミム)(La pantomime)
軽はずみなおしゃべり(無遠慮)(L'indiscrète)
ラ・ラモー(La Rameau)
コンセールによるクラヴサン曲集第5組曲(Cinquièe concert)より
ラ・フォルクレ(La Forquerey)
ラ・キュピ(キュピス)(La Cupis)
ラ・マレ(La Marais)
コンセールによるクラヴサン曲集第2組曲(Deuxième concert)より
ラボルド(La Laborde)
ブコン(La Boucon)
アガサント(うるさいもの)(L'agaçante)
メヌエットⅠ&Ⅱ(Menuet Ⅰ&Ⅱ)
コンセールによるクラヴサン曲集第3組曲(Troisième concert)より
ラ・ポプリニエール(La Pouplinière)
内気(La timide)
タンブランⅡ(Tambourin Ⅱ en rondeau)
出版元:PAVANE RECORDS

『MEISTERWERKE DES FRANZÖSISCHEN BAROCK』
収録曲:
クラヴサン曲集第5組曲(ト長調)より
エジプトの女 (L'Egyptienne)
メヌエット1,2 (Menuet Ⅰ&Ⅱ)
クラヴサン曲集第3組曲(ニ短調)より
やさしい訴え(ロンドー)(Les tendres plaintes )
クラヴサン曲集第2組曲(ホ短調)より
ロンドー形式によるジーグT (Gigue en rondeau)
ダルダヌスのリゴドン (Rigaudon de Dardanus)
(以上、Jean-Philippe Rameau)
出版元:MUSICA MUNDI
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
ジャン=フィリップ・ラモー ≪めんどり(新クラヴサン曲集より)≫の項
「ジャン=フィリップ・ラモーは、リュリ以後の王朝期フランス音楽を代表する最大の作曲家です。
(中略)ラモーは宮廷音楽家として近代和声理論を基礎づけるという、すぐれた業績を残しましたが、
作曲家としてはとくにオペラとクラヴサン(チェンバロ)のジャンルで見るべきものがあります。(中略)
<めんどり>という曲は、「コッコッココッ」という鶏の鳴き声を描写的に扱っているもので、
さして音楽的内容のある作品ではありませんが、それがたんなる皮相的な標題音楽に終わらず、
フランスならではの詩情とエスプリを宿している点で、独特です。
その意味でクープランやラモーたちのフランス・クラブサン音楽は、ドビュッシーやラヴェルらの
ピアノ音楽の先駆となりました。」
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ
(Joseph Bodin de Boismortier、1689-1755)
〜フランス盛期バロック音楽の最初のフリーランス作曲家
参考:ウィキペディア「ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ」
『MEISTERWERKE DES FRANZÖSISCHEN BAROCK』
収録曲:
Orchestersonate a-moll op.34,6
(英題:Orchestral sonata in A minor)
(仏題:Sonate pour cordes en la mineur)
出版元:MUSICA MUNDI
ジャン=マリー・ルクレール
(Jean-Marie Leclair、1697-1764)
〜18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠
参考:ウィキペディア「ジャン=マリー・ルクレール」
『MEISTERWERKE DES FRANZÖSISCHEN BAROCK』
収録曲:
Orchestersonate Nr.3 d-moll
(英題:Orchestral sonata in D minor)
(仏題:Sonate pour cordes en ré mineur)
出版元:MUSICA MUNDI
ディートリヒ・ブクステフーデ
(Dieterich Buxtehude、1637頃-1707)
〜ドイツバロック音楽のオルガン奏者
参考:ウィキペディア「ディートリヒ・ブクステフーデ」
『BUXTEHODE vol.2』
収録曲:
[A面]
前奏曲とフーガ ホ短調 (Prélude et fugue en mi mineur) ※
シャコンヌ ハ短調? (Chaconne en ut mineur) ※
コラール「来たれ聖霊よ、主なる神よ
(Komm, heiliger Geist, Herr Gott)」BuxWV.199
前奏曲とフーガ ホ短調 (Prélude et fugue en mi mineur) ※
[B面]
Toccata en fa majeur ※邦題不明
コラール「天にましますわれらの父よ
(Vater unser in Himmelreich)」BuxWV.219
前奏曲とフーガ ホ短調 (Prélude et fugue en mi mineur) ※
※記載内容が少ないため、邦題は推測したものです。
教会オルガン:ALKMAAR (オランダ Saint-Laurent教会?)
出版元:harmonia mundi
『BUXTEHUDE vol.3』
収録曲:
[A面]
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調?
(Prélude, fugue et chaconne en ut majeur) ※
コラール「かくも喜びに満てるこの日
(Der Tag, der ist so freudenreich)」BuxWV.182
Fugue en ut majeur ※邦題不明
Toccata et fugue en fa majeur ※邦題不明
コラール「天にましますわれらの父よ
(Vater unser in Himmelreich)」BuxWV.219
コラール「主イエス・キリストよ、われはことごとく知れり
(Herr Jesu Christ, ich weiss gar Wohl)」BuxWV.193
[B面]
パッサカリア ニ短調? (Passacaille en ré mineur) ※
組曲「主に感謝を捧げよ」? (Partita:《Danket dem Herrn》) ※
Prélude et fugue en ré mineur ※邦題不明
コラール「わがもとに来たれ、と神の子語りたもう
(Kommt her zu mir, spricht Gottes Sohn)」BuxWV.201
Prélude et fugue en ré majeur ※邦題不明
※記載内容が少ないため、邦題は推測したものです。
教会オルガン:ALTENBRUCH (ドイツ Saint-Nicolas教会?)
出版元:harmonia mundi
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
「あの大バッハも、ブクステフーデの演奏を聞くために、遠い中央ドイツから徒歩旅行で
リューベックの町にやってまいりましたし、《中略》大バッハは、ブクステフーデにすっかり感激してしまい、
そのアルンシュタットのオルガニストの職務を四ヵ月も放り出して、のちに大目玉を食うことになってしまったのです。」
ジュゼッペ・タルティーニ
(Giuseppe Tartini、1692-1770)
〜イタリア・バロック後期の作曲家にして、ヴァイオリンの名手
参考:ウィキペディア「ジュゼッペ・タルティーニ」
『SIX SONATES POUR VIOLON, VIOLONCELLE & CLAVECIN
le Trille du Diable』
収録曲:
[A面]
SONATE EN LA MAJEUR OP.1 No1
SONATE EN SOL MINEUR OP.1 No10
[B面]
SONATE EN FA MAJEUR OP.1 No12
SONATE EN LA MINEUR OP.2 No7
SONATE EN DO MAJEUR OP.2 No6
SONATE EN SOL MIEUR "LE TRILL DU DIABLE"(悪魔のトリル)
出版元:ERATO
「バロック名曲名盤100」(皆川達夫氏・著)より引用
「ヴァイオリンの技法を徹底的に開拓し、ヴァイオリンの弓を長くしたり、
装飾法などの新しい奏法を創始したりしました。音楽理論の面でも優れた仕事をしていますが、
彼のヴァイオリンの名人芸(ヴィルテゥオーソ)を遺憾なく発揮したのが、この<悪魔のトリル>です。」
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ
(Antonio Lucio Vivaldi、1678-1741)
〜イタリアバロック音楽における器楽音楽の大家にして、
同時にその後の古典派器楽音楽の基礎的存在
参考:ウィキペディア「アントニオ・ヴィヴァルディ」
『GLORIA D-Dur / Koncertd-moll』
収録曲:
アレクサンドロ・マルチェロ
オーボエと合奏協奏曲
Gloria D-Dur(グローリア ニ長調) 〜ヴィヴァルディ
Konzert d-moll 〜アレサンドロ・マルチェロ
演奏:カーレスリンナー・ベルナーカマーオーケストラ
出版元:BASF
『協奏曲 作品6番・7番』
演奏:クラウディオ・シモーネ/イ・ソリスティーベネティー
出版元:ERATO
『VIVALDI QUATTRO CONCERTI』
収録曲:
ヴァイオリン協奏曲イ長調「遠くのこだま(Per eco)」RV.552,F.I-139,P.222
協奏曲イ短調RV.108,F.XII-11,P.77
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調「冬(L'Inverno)」Op.8-4,RV.297,F.I-25,P.442
フルート(リコーダー)協奏曲ハ短調RV.441,F.VI-11,P.440
出版元:ERATO
『協奏曲(VOL1)』
収録曲:RV447 464 452 453 461 454
演奏:クラウディオ・シモーネ/イ・ソリスティーベネティー
出版元:ERATO
『協奏曲(VOL2)』
収録曲:RV 64 456 451 455 448 465
演奏:クラウディオ・シモーネ/イ・ソリスティーベネティー
出版元:ERATO
『協奏曲 作品3 ラ・エストロ・アルモニコ(調和の霊感)』
演奏:アカデミー・アンセントミュージック
出版元:英・デッカ
※参考
『VIVALDI-BACH』も所蔵しています
ラ・エストロ・アルモニコ全12曲の中から、J.S.バッハにより編曲された曲を収録。
収録曲:
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065>
〔※原曲はA.ヴィヴァルディ作品3-10〕
協奏曲第7番ヘ長調BWV.978>〔※原曲はA.ヴィヴァルディの作品3-3〕
『VIVALDI』
収録曲:
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.6-1,RV.324
ヴァイオリン協奏曲変ホ長調Op.6-2,RV.259
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.6-3,RV.318
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.6-4,RV.216
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.6-5,RV.280
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.6-6,RV.239
オーボエ協奏曲変ロ長調Op.7-1,RV.465
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.7-2,RV.188
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.7-3,RV.326
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.7-4,RV.354
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.7-5,RV.285a
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.7-6,RV.374
オーボエ協奏曲変ロ長調Op.7-7,RV.464
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.7-8,RV.299
〔※バッハがcemb協奏曲ト長調BWV973に編曲した原曲〕
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.7-9,RV.373
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.7-10,RV.294a
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.7-11,RV.208a
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.7-12,RV.214
演奏:シモーネ・ベネティー
出版元:ERATO
『6 BASSOON CONCERTOS・FAGOTTOCONZERTE』
収録曲:
ファゴット協奏曲ヘ長調RV.485
ファゴット協奏曲変ロ長調RV.503
ファゴット協奏曲変ホ長調RV.483
ファゴット協奏曲イ短調RV.497
ファゴット協奏曲ハ長調RV.473
ファゴット協奏曲ト長調RV.492
演奏:ムジチ合奏団/ファゴット:クラウス・トゥーネマン
出版元:フィリップス
『ヴィヴァルディー協奏曲全集』
演奏:イムジチ合奏団
出版元:フィリップス
収録曲:
<作品3番>「ラ・エストロ・アルモニコ」(調和の幻想)
4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調Op.3-1,RV.549,F.IV-7,P.146
協奏曲ト短調Op.3-2,RV.578,F.IV-8,P.326
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.3-3,RV.310,F.I-173,P.96
〔※バッハが協奏曲第7番ヘ長調BWV.978に編曲した原曲?〕→所蔵
4つのヴァイオリンのための協奏曲ホ短調Op.3-4,RV.550,F.I-174,P.97
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調Op.3-5,RV.519,F.I-175,P.212
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-6,RV.356,F.I-176,P.1
協奏曲ヘ長調Op.3-7,RV.567,F.IV-9,P.249
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調Op.3-8,RV.522,F.I-177,P.2
〔※バッハがオルガン協奏曲イ短調BWV593に編曲した原曲〕
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.3-9,RV.230,F.I-178,P.147
〔※バッハがチェンバロ協奏曲ニ長調BWV972に編曲した原曲〕
協奏曲ロ短調Op.3-10,RV.580,F.IV-10,P.148
〔※バッハがチェンバロ協奏曲イ短調BWV1065に編曲した原曲〕→所蔵
協奏曲ニ短調Op.3-11,RV.565,F.IV-11,P.250
〔※バッハがオルガン協奏曲ハ短調BWV596に編曲した原曲〕
ヴァイオリン協奏曲ホ長調Op.3-12,RV.265,F.I-179,P.240
〔※バッハがチェンバロ協奏曲ハ長調BWV976に編曲した原曲〕
<作品4番>「LA STRAVAGANZA」
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.4-1,RV.383a,F.I-180,P.327
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.4-2,RV.279,F.I-181,P.98
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.4-3,RV.301,F.I-182,P.99
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.4-4,RV.357,F.I-183,P.3
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.4-5,RV.347,F.I-184,P.213
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.4-6,RV.316a,F.I-185,P.328
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.4-7,RV.185,F.I-186,P.4
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.4-8,RV.249,F.I-187,P.253
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.4-9,RV.284,F.I-188,P.251
ヴァイオリン協奏曲ハ短調Op.4-10,RV.196,F.I-189,P.413
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.4-11,RV.204,F.I-190,P.149
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.4-12,RV.298,F.I-191,P.100
(ヴァイオリン奏者:FELIX AYO [Nr.1-12]、WALTER GALLOZZI [Nr.7])
<作品8番>「IL CIMENTO DELL'ARMONIA E DELL'INVENZIONE」
(和声とインベンションの試み)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調「春(La Primavera)」
Op.8-1,RV.269,F.I-22,P.241
ヴァイオリン協奏曲ト短調「夏(L'Estate)」Op.8-2,RV.315,F.I-23,P.336
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調「秋(L'Autunno)」Op.8-3,RV.293,F.I-24,P.257
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調「冬(L'Inverno)」Op.8-4,RV.297,F.I-25,P.442
ヴァイオリン協奏曲変ホ長調「海の嵐(La Tempesta di mare)」
Op.8-5,RV.253,F.I-26,P.415
ヴァイオリン協奏曲ハ長調「喜び(Il Piacere)」Op.8-6,RV.180,F.I-27,P.7
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.8-7,RV.242,F.I-28,P.258
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.8-8,RV.332,F.I-16,P.337
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.8-9,RV.454,F.VII-1,P.259
〔※オーボエ協奏曲RV.236と同一〕
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調「狩り(La caccia)」Op.8-10,RV.362,F.I-29,P.338
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.8-11,RV.210,F.I-30,P.153
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.8-12,RV.449,F.(I-31),P.8
〔※オーボエ協奏曲RV.178と同一〕
(ヴァイオリン奏者:ROBERTO MICHELUCCI [Nr.1-4]、FELIX AYO [Nr.5-12])
<作品9番>「LA CETRA」
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.9-1,RV.181a,F.I-47,P.9
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.9-2,RV.345,F.I-51,P.214
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.9-3,RV.334,F.I-52,P.339
〔※オーボエ協奏曲Op.11-6と同曲〕
ヴァイオリン協奏曲ホ長調Op.9-4,RV.263a,F.I-48,P.242
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.9-5,RV.358,F.I-53,P.10
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.9-6,RV.348,F.I-54,P.215
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.9-7,RV.359,F.I-55,P.340
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.9-8,RV.238,F.I-56,P.260
2つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調Op.9-9,RV.530,F.I-57,P.341
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.9-10,RV.300,F.I-49,P.103
ヴァイオリン協奏曲ハ短調Op.9-11,RV.198a,F.I-58,P.416
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.9-12,RV.391,F.I-50,P.154〔※独奏は調弦を変更〕
(ヴァイオリン奏者:FELIX AYO [Nr.1-12]、ANNA MARIA COTOGNI [Nr.9])
<作品10番>「6 CONCERTI」(フルート協奏曲)
フルート協奏曲ヘ長調「海の嵐」Op.10-1,RV.433,F.VI-12,P.261
〔※原曲=RV.261〕
フルート協奏曲ト短調「夜(La Notte)」Op.10-2,RV.439,F.VI-13,P.342
〔※原曲=RV.104〕
フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」Op.10-3,RV.428,F.VI-14,P.155i
〔※原曲=RV.90〕
フルート協奏曲ト長調Op.10-4,RV.435,F.VI-15,P.104
フルート協奏曲ヘ長調Op.10-5,RV.434,P.262
〔※RV.442の第2楽章を移調したもの〕
フルート協奏曲ト長調Op.10-6,RV.437,F.VI-16,P.105
〔※原曲=RV.101〕
(フルート奏者:SEVERINO GAZZELLONI)
<5 CONCERTI ,ON TITOLI>
ヴァイオリン協奏曲ホ短調「お気に入り(Il Favorito)」
Op.11-2,RV.277,F.I-208,P.106
(ヴァイオリン奏者:ROBEROTO MICHELUCCI)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調「安らぎ(Il riposo)」RV.270,F.I-4,P.248
(ヴァイオリン奏者:ANNA MARIA COTOGNI)
ヴァイオリン協奏曲ハ短調「疑い(Il sospetto)」RV.199,F.I-2,P.419
(ヴァイオリン奏者:LUCIANO VICARI)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調「不安(L'Inquetudine)」RV.234,F.I-10,P.208
(ヴァイオリン奏者:WALTER GALLOZZI)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調「恋人(L'Amoroso)」RV.271,F.I-127,P.246
(ヴァイオリン奏者:FELIX AYO)
<4 CONCERTI>
オーボエ協奏曲イ短調RV.461,F.VII-5,P.42
ファゴット協奏曲ホ短調RV.484,F.VIII-6,P.137
フルート(リコーダー)協奏曲ハ短調RV.441,F.VI-11,P.440
フルート協奏曲ニ長調RV.427,F.VI-3,P.203
<4 CONCERTI
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.523,F.I-61,P.28
(ヴァイオリン奏者:FELIX AYO、ROBERTO MICHELUCCI)
2つのフルートのための協奏曲ハ長調RV.533,F.VI-2,P.76
2つのマンドリンのための協奏曲ト長調RV.532,F.V-2,P.133
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535,F.VII-9,P.302
<5 WERKE / 5 OEUVRES / 5 WORKS>
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調RV.547,F.IV-2,P.388
協奏曲ニ長調RV.564,F.IV-4,P.188
ヴァイオリン協奏曲イ長調「遠くのこだま(Per eco)」RV.552,F.I-139,P.222
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調「マドリガーレ風」RV.129,F.XI-10,P.86
弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調「聖なる墓にて(Al Santo Sepolcro)」
RV.130,F.XVI-2,P.441
<VERSCHIEDENE CONCERTI / CONCERTI DIVERS /
VARIOUS CONCERTOS>
弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調RV.158,F.XI-4,P.235
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ヘ長調RV.542,F.XII-41,P.274
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調RV.153,F.XI-33,P.394
2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531,F.III-2,P.411
弦楽と通奏低音のための協奏曲(シンフォニア)ホ短調RV.134,F.XI-13,P.127
3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV.551,F.I-34,P.278
チェロ協奏曲ハ短調RV.401,F.III-1,P.434
※Electronically re-processed stereo(電子的に再処理されたステレオ?)
ピッコロ(フラウティーノ)協奏曲イ短調RV.445,F.VI-9,P.83
2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV.537,F.IX-1,P.75
『LE QUATTRO STAGIONI』(作品8番 四季)
収録曲:
No.1 春
No.2 夏
No.3 秋
No.4 冬
指揮:Trevor Pinnoock(トレーバー・ピノック)
バイオリン:Simon Standage
演奏:The English Concert(イングリッシュ・コンサート)
出版元:ARCHIV
『VIVALDI FOUR SEASONS』(作品8番 四季 オーケストラ盤)
指揮:ユージン・オ−マンディ
ヴァイオリン独奏:Anshel Brusilow(アンシェル・ブラシロウ)
演奏:The Philadelphia Orchestra(フィラデルフィア管弦楽団)
出版元:CBS SONY
『Vivaldi LE QUATTRO STAGIONI』
演奏:イムジチ合奏団
ヴァイオリン:FELIX AYO
出版元:フィリップス
- 古典派
- ロマン派
参考資料
「バロック音楽」 (皆川達夫氏・著 講談社現代新書・刊)
バロック音楽の入門書としてとてもおすすめです。それほど学問的でもなく、誰にでもわかりやすい文章でしたためられており大変読みやすい。かといって紹介されているレコードはどれも秀逸で、この本を読めばバロック音楽の基礎知識を一通り得ることができるでしょう。
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「バロック名曲名盤100」 (皆川達夫氏・著 講談社・刊)
バロック音楽をはじめとした、さまざまな作曲家のまさに教科書的著作です。それぞれの作曲家の生い立ち・エピソードから、作風、代表作のことまで解説されており、この本を読んでレコードを聴いていけば間違いなしです。お薦めです!
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「クラシックデータ資料館」 (館長:梅沢敬一氏)
さまざまな作曲家の作品の詳細なデータが収められています。
(資料室:作品表)
